コラム

10月はシューズの買い替えタイミングをご紹介しました。11月は正しく歩けているかのチェック方法について学んでいきましょう。

正しい歩き方は「かかとがやや外側から地面につき、次いで足裏、そしてつま先で地面を蹴る足の運び方ができている状態」です。お子さんがこのように正しく歩けているかを逐一確認するのは難しいかと思います。
そこで、靴の消耗度のチェックも兼ねて、1ヶ月に1回程度、お子さんの靴の裏のどこがすり減っているかをチェックしてみましょう。

下の左側の図のように、最初に着地する、かかとの外側寄りの部分がすり減っている場合は正常な歩行ができているのですが、右側の図のように、かかとの内側寄りの部分がすり減っている場合、注意が必要です。そのような減り方になる歩行を続けていると、足の内側のアーチ(土踏まず)が潰され、扁平足(へんぺいそく)になるだけではなく、外反母趾(がいはんぼし)予備軍になる危険性もあります。

また、左右ですり減り方が違う場合も、姿勢不良の信号です。良くないすり減り方の傾向がある場合、歩くときに「かかとの外側から接地する」ことを意識するようにしましょう。

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【コラム執筆者】
株式会社ウィンゲート代表・スポーツトレーナー 遠山健太氏

プロフィール:ワシントン州立大学教育学部卒業。専門はジュニアアスリートのトレーニング指導と体力測定・評価。
現在は子どもの運動教室の運営とトレーナーの育成を中心に活動しており、日本フットウェア技術協会の理事として靴の正しい履き方・選び方などの教育・啓蒙も行なっている。NSCA認定CSCSの資格を保有。

掲載日:2020.11.20

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