コラム

トレーナー達は、アスリートに対して、「靴は消耗品」と伝えています。「まだまだはける!」「はきやすいから」と思ってシューズをそのままにしておくと怪我につながる可能性もあります。シューズは定期的に新しいものを購入しましょう。

いつ新しい靴にするかは大きく3つのタイミングがあります。

1つ目は足のサイズが大きくなったときです。子どもの足は成長とともに大きくなりますので、年中から高校に入る前までは3ヶ月に一回は足長を測定しましょう。足のサイズより小さいシューズを履いてしまうと、爪のトラブルが起きやすいほか、指がうまく使えず、足首がかたくなってしまう可能性が出てきます。

2つ目は靴の履き口が広くなってしまったときです。履きやすくていいと思われがちですが、ここが広がりすぎてしまうと靴のフィット感がなくなり、足が靴の中で動いてしまいます。これは靴が簡単に脱げてしまう原因になります。

3つ目はアウトソール(足の裏側)がかなりすり減ってしまったときです。グリップ力が低下してしまい、転倒の原因になりますので1ヶ月に1回はチェックした方がよいでしょう。
ちなみに、アンリミティブのシューズは、かかと内側部分のパッドが厚く、かかとのホールド感が高く、靴の中で足が動きにくく、また、アウトソールの切り込みを深くすることで高いグリップ力を発揮しているのが特徴です。

靴を大事に長く履くことは良いことですが、ご紹介のように自分の靴を定期的に観察し、状況に応じて新しいものに変えることも、成長期の子供の健康と運動能力向上のために欠かさず行っていきましょう。

UNLIMITIV

【コラム執筆者】
株式会社ウィンゲート代表・スポーツトレーナー 遠山健太氏

プロフィール:ワシントン州立大学教育学部卒業。専門はジュニアアスリートのトレーニング指導と体力測定・評価。
現在は子どもの運動教室の運営とトレーナーの育成を中心に活動しており、日本フットウェア技術協会の理事として靴の正しい履き方・選び方などの教育・啓蒙も行なっている。NSCA認定CSCSの資格を保有。

掲載日:2020.10.21

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